メイドさん気分のお掃除(工事中)メイドさんて、わかります? マトンスリーブの黒いワンピースにフリルのついたエプロン、白い髪飾りの、家事使用人のことなんです。 「家事使用人」というのは、日本語の古い言い方でいくと、「女中さん」「ばあやさん」「ねえやさん」「お端下」とか色々あるんですけれども ・・・最近の言葉だと「お手伝いさん」といえばわかりますか? ・・・「家政婦」という言い方もあります。お給料を頂いて家の中のことをする人を指します。メイドさんというのは、その西洋版。 主に18世紀末に世に現れた職業で、大きなお屋敷で色々な仕事を担当する人もあれば、小さな家で料理・洗濯・掃除・裁縫まで何でもこなした人まで色々でした。 当時は電気もガスもまだそれほど普及しておらず、もちろん家電もありません。 人の手による仕事がすべてで、掃除も洗濯もこなさなければなりませんでした。 今でこそ便利な洗剤も道具もありますが、当時の人々のやり方でも充分きれいになります。 石けんは洗剤ほど手が荒れませんし、羽根ばたきはほこりを落としてくれます。 ほうきとちりとりは深夜に掃除しても掃除機ほどうるさくありません。 そうきんでの水拭きは少し毛羽が残るかもしれませんが、科学ぞうきんの洗剤のように汚れはひきつけませんしね・・・ よかったら、試してみてください。 案外たのしく、お部屋が片付くかもしれません。
|